(3期生)福井瑞穂(通称:ハナメガネ) ピアノ調律師、あしたプロジェクト副代表

彼に初めて会った時、正直少し戸惑ったことを覚えています。考えた結果、彼にこのように伝えました。「私、いままでLGBTのお友達に出会ったことないんだ。だから色々教えて欲しいし、ひょっとしたら失礼なことを聞いてしまうかもしれない。その時はごめんね。」と。「いいんですよ、何でも聞いて下さい!」と笑顔で返してくれました。彼は、LGBT当事者として「あしたプロジェクト」(以下「あしプロ」)という団体の副代表として活動しています。


「あしプロ」について教えてください。


「あしプロ」は2016年に設立したばかりの新しい団体です。LGBTの当事者として、講演活動などを中心におこなっています。LGBTの人って、自分で自分が何者なのか分からない、カテゴライズできない自分に苦しんでいる人が多いんです。そういう当事者同士のネットワークはもちろん、LGBTでない人にも「こういう人たちがいる」ということを知ってもらいたくて活動しています。

地チャレに参加しての感想は?

「高松に、こんなにいろんなことをしている人がいるんだ!」というのが率直な感想です。初めは、自分の活動や自分のことを知って欲しくて参加したのですが、自分も知らないことがまだまだあるな、と実感しました。年齢も様々だし、やってることも本当にいろいろ。でも、みんな共通して「真剣な思い」があるなって。そういう仲間にたくさん出会うことができました。自分より年上の先輩の姿を見ながら「10年、20年経っても、まだまだ頑張れるな」って、勇気をもらったこともありました。あとは、自分の活動や思いを言語化する力がすごくつきましたね。

今後、チャレンジしたいこととか目標ってありますか?

それ、良く聞かれるんですよ(笑)「これからどうしますか?」って。特に、「あしプロ」に関しては、活動を継続していくということが一番大事だと思っています。新しいことばかりでなく、とにかく地道に、ルーティーンのように。「知ってもらう」ということが第一なんで。そのためにも、本業しっかりやりますよ~。

ミュージシャンとしての顔も持つ彼に、最後に聞いてみました。『「あしプロ」「ミュージシャン」「ピアノ調律師」今一番楽しいのは、どれ?』と。回答はまさか(?)の「ピアノ調律師!」正直、意外な回答でしたが「仕事は純粋に好きだし、楽しいです。じゃないと、あしプロもミュージシャンも続けていけないので。」とあっさり。大切なものをしっかり軸として持っている彼は、何と魅力的なんだろう、と感じた瞬間でした。