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「知らんかった高松の歴史」開催レポート

2024.9.7
2024年9月7日に香川大学大学院教授の西成先生をお招きし、「知らんかった高松の歴史」というテーマのもと講座とまち歩きを行いました。海・町・城を中心に歴史を紐解きながら、「まちの記憶」が薄れてきていることに警鐘を鳴らしてくださった講義は、楽しく、面白く、ついつい聞き入ってしまう内容でした。

少し内容をご紹介すると…

・海、町、城がこんなに近くにあるのは高松だけ
・高松は瀬戸内海という海の大航路の監視役を担っていた
・栗林公園からサンポートにかけて下るような地形になっており、香東川からの真水が海町を潤し、発展させた
・実は地下水が高松は豊富で、それを活かしたまちづくりが計画されており、災害時にも役に立つ

・・・ほかにもたくさん!

聞いたことのある地名や川が歴史的に大きな役割を担っていたり、今の自分たちの生活ができあがっている「まちの記憶」の一端を知ることができて、高松という町のおもしろさを改めて感じました。
全国的にも珍しい高松城の海城としての特徴を、昔と現在の地図を見比べながら解説していただきました
西成先生の話を聞きながら、まちづくり学校実行委員の藤澤さんがグラレコでまとめてくれました。参加者のみなさんからも「すごい!」の声が!

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そして講義のあとは実際にまち歩きへ!今回 講義をしていただいた「まなびCAN」は片原町にありますが、まなびCANの目の前はなんと高松城の外堀だったそうです。外堀があり、片方が原っぱだったから「片原町」。なるほど~!!
他にも「ライオン通り」の名前の由来はライオン館があったからなど、地名の由来を知るだけでも町に興味が湧いてきます。

路地裏に続く道もたくさんあり、参加者の方からは「50年以上高松に住んでいるけどこの道は初めて通った」とか、「知らないことがたくさん」という声が続々と出てきました。
歴史的な道ではあるけど、道路幅が狭く救急車両が通れないという問題を抱えた道もあるようで、欧州では車を小さくして、歴史的な景観を残すことを重要視した取り組みがあるという事例紹介もありました。この道を今後どうするのかということも、今後のまちづくりでは重要なことです。
古地図を片手に商店街をまち歩き
普段通らない道にみなさん興味津々

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まち歩きを終えた後はまなびCANに戻り、グループごとに感想を共有していただきました。興味関心・感じたことはそれぞれ違っていて、みなさんの感想を聞く・共有する時間もとても楽しいものでした。
今回はただ講義を聞く・受けるだけではなく、参加者同士のつながりも大切にするために、随時グループワークを行いましたが、もっと話したかった!という声も!!
講義が始まる前はみなさん緊張されている様子でしたが、終わった頃には「また次の講義でも会いましょう~!」と笑顔で挨拶を交わしていて、「つながり」のきっかけを作れた時間になったのではないかと感じています。
グループごとに感想を共有していただきました
はじめまして同士のみなさんも、終わる頃にはすっかり打ち解けている様子◎

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そして今回嬉しかったのは「まちづくり学校」のことを知らないという方がたくさん参加してくださったことです。
まちづくり学校は、地域で何かしたいという人や活動の「サポート」「発掘」「交流」「情報発信」を通して、高松という町を楽しく・元気に・より良い場所にすることを目指しています。
まずは自分が住むまちのことを知って、「地域」をもっと身近に感じてみませんか?知らなかったまちの動きが見えてくると、毎日がちょっと豊かになるかもしれません。

今後も様々な講座を通して地域のおもしろさを伝え、人と人、人とまちの繋がりをつくっていきます。
ぜひ、次回の講座もお待ちしています^^
(実行委員:石野)
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開催概要

3月に著書「高松 海城町の物語」を出版された西成典久さんをお迎えして、高松の「まちの記憶」を辿ります。普段は「ただ暮らしている」だけのまちも、歴史を紐解き、蓄積されてきた楽しさと豊かさを知ることで、未来へ残したいまちのカタチが見えてきます。
お話を聞いた後は参加者の皆さんで商店街を歩きます。歴史を知ると、いつもの見慣れたまちの中にも新しい発見があるかも?高松の「知らんかった魅力」を発見してください!
【講師】西成 典久さん
 香川大学大学院 創発科学研究科 教授

【日時】2024年9月7日(土)13:00〜16:00
【場所】高松市生涯学習センター まなびCAN